今の生活を楽にする高配当ETF投資のすすめ
私は最も代表的な不労所得である配当金を得るために、高配当ETFへの投資を行っています。
株式投資は、リスク許容度(どのくらいのマイナスまでなら受け入れられるのか)など、人それぞれで考え方が異なる観点も存在するため、全ての人におすすめできるわけではありません。
それでも、配当金を定期的にもらうことのできる高配当ETF投資は、リスクを受け入れながらも地道に継続することで、着実に日々の生活を楽にすることができる手法であると考えています。
この記事では私の投資に対する目的、高配当ETF投資における保有銘柄などを紹介します。
この記事が、高配当株投資よりインデックス投資の方が向いている、こんな銘柄知らなかったなど投資について考えるきっかけになれば幸いです。
※投資は最終的に、自分が納得した上で自己責任で行うものとなります。紹介された株が必ず利益を出すわけではありませんのでご留意ください。
私の投資の目的
将来を重視した投資か、今を重視した投資どちらを選ぶか
私に限らず、基本的に投資の目的と言えば、将来に必要なお金を確保するためという人が多いと思います。
もちろん私の投資の目的も将来お金で困らないようにするためなのですが、100%将来のためを意識して投資を行うのか、今現在の生活も意識して投資を行うのかで最適な投資方法が異なってくるように感じています。
私は将来はもちろん今の生活も楽にするために高配当ETFへの投資を行っています。
最も効率が良いのはインデックス投資と言われているが、、
100%将来のために投資を行うのであれば、最適解はインデックス投資でしょう。配当金を再投資し続けることで、税制的な面からも有利に資産を増幅させることができます。
ただその一方でインデックス投資の場合、継続している間、手元にお金が入ってくることはありません。
日々頑張って節約し投資にお金を使っているのに、日々使えるお金が増えないというのは少々、酷な話かもしれませんね。
インデックス投資でも毎月ルールを決めて、配当金のように取り崩せば高配当株投資と同様の運用ができるという人もいますが、資産形成期に含み損がある時でも取り崩せるかといえば、ためらいたくなるのも理解できますし、実際にそうしている人をあまり見たことがありません。
投資で大切なのは何より継続すること
何に投資するのか、根本的な入金力など投資において大切なことは数多くありますが、私は投資において最も大切なことは「継続すること」、「続ける」ことだと思っています。
もしあなたが、少しでも手元にお金が入ってくること(配当金を受け取ること)を嬉しいと思い、それが投資を続けるというモチベーションにつながるのでれば、インデックス投資の最大効率をあきらめてでも、高配当株投資をするメリットがあるでしょう。
実際に高配当株投資で配当金をもらったことがある人には共感いただけると思うのですが、例え小額であったとしても完全な不労所得である配当金をもらえると、とても嬉しいものです。
配当金には投資を継続したくなるレベルのインパクトがあると日々、実感しています。
高配当株投資のメリット
確かに高配当株投資は、配当金を受け取る際に課税されるため、資産運用の効率はインデックス投資に劣りますが、配当金を使うも再投資するも自由です。
配当金を生活費や、趣味のために使うか、もしくは生活に余裕があれば再投資するかの選択肢を得ることができます。
個人的に配当金を使ってしまうか、再投資するかの選択肢が生まれることこそが、高配当株投資の最大のメリットと考えており、実際私の生活はもらえる配当金が増えるにつれて、着実に楽に、豊かになっていることを実感しています。
少しずつですが、手元に入ってくる配当金が増えてきて今の生活が豊かになっていく、この考えに共感できる方は、小額から高配当株投資を始めてみてはいかがでしょうか。
はじめは無理せず本当に小額から、どのくらい値動きがあるのかなどを見極めつつ投資を始めることを推奨します。
保有銘柄
2023年6月末時点
種別(口座) | ティッカー | 銘柄 | 保有数量 | 評価額概算(円) |
---|---|---|---|---|
国内(特定) | 1494 | ONE高配当日本株 | 50 | 1,230,000 |
米国(NISA) | VIG | バンガード・米国増配株式ETF | 60 | 1,390,000 |
米国(NISA) | DGRW | ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド | 147 | 1,400,000 |
米国(特定) | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF | 150 | 2,280,000 |
米国(特定) | DHS | ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド | 80 | 910,000 |
米国(特定) | PFFD | グローバルX 米国優先証券 ETF | 360 | 1,000,000 |
米国(特定) | JEPI | JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカム ETF | 460 | 3,660,000 |
米国(特定) | JEPQ | JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF | 140 | 970,000 |
Total | 12,840,000 |
投資額もかなり増えてきて、もらえる配当金も増えてきており、かなり生活が楽になってきていることを実感しています。
毎月配当の銘柄(DGRW,DHS,PFFD,JEPI,JEPQ)が多いのは、気持ちが分かる人多いと思いますが、単純に毎月配当が好きだからです。
1494 ONE高配当日本株
TOPIX(東証株価指数)の構成銘柄のうち、10年以上毎年増配しているか、安定した配当を維持している40~50銘柄を対象とした株価指数「S&P/JPX 配当貴族指数」との連動を目指すETFです。
定期入替は年1回行われます。信託報酬は0.308%です。
日本の増配株や安定した配当を維持している銘柄を対象にしているETFということで、日本株への期待も込めて購入しています。
2017年5月に設定されたETFのため約6年間の情報になりますが、これまでの分配金の推移は悪くないので、今後の分配金に注目しながら保有しようと思います。
最近の日本株ブームの影響で、だいぶ値上がり含み益となっているのは嬉しいところです。
分配は年2回(4月,10月)です。
VIG バンガード・米国増配株式ETF
S&P US Dividend Growers指数に連動するETF。過去10年間連続増配の米国株250銘柄で構成されています。
経費率も0.06%と激安で、最近の増配実績も素晴らしく、値上がり益(キャピタルゲイン)も狙える優秀なETFだと感じています。
2022年のNISA口座1,200,000円で購入しましたが、1年半経過して分配金含まずで+190,000円ほどになっています。
NISA口座で購入したため分配金に、日本における約20%の課税がされないのがとても嬉しいですね。
分配は年4回(3月,6月,9月,12月)です。
DGRW ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド
ウィズダムツリー米国配当グロース指数に連動するETF。時価総額20億ドル以上で、ウィズダムツリー米国配当グロース指数のうち、成長性と利益率が高い300銘柄で構成されています。
経費率はVIGと比較すると0.28%と高めです。こちらも最近の増配実績は良好で、キャピタルゲインも享受できるETFです。
2023年のNISA口座1,200,000円で購入しましたが、半年経過して分配金含まず+200,000円ほどになっています。
VIG同様、NISA口座で購入したため分配金に、日本における約20%の課税がされないのがおいしいです。
分配は毎月です。(傾向としては3月,6月,9月,12月に分配金多め)
VYM バンガード・米国高配当株式ETF
FTSEハイディビデンド・イールド指数に連動するETF。米国の高配当株400銘柄で構成されています。
高配当ETFという名前ですが、これまで10年以上連続増配しており安定性抜群です。
経費率も0.06%とかなり安く、売る理由が見つかりません。今後どうなるかは誰にも予想できませんが、ずっと保有しておきたくなるような銘柄ですね。
投資を始めて最初に1株買ってみたのがVYMだったため、とても思い入れのある銘柄です。コロナショック前から保有していたため、なかなかの含み益をたたき出しています。
分配は年4回(3月,6月,9月,12月)です。
DHS ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド
ウィズダムツリー高配当指数に連動するETF。ウィズダムツリー高配当指数のうち、その上位を占める300銘柄以上で構成されています。
経費率はやや高めの0.38%ですが、300銘柄以上と分散はかなりきいています。
高配当ETFの中では、HDVやSPYDよりも分散がきいている、かつ毎月分配だからという理由で購入しました。
分配は毎月です。
PFFD グローバルX 米国優先証券 ETF
ICE BofAML・ダイバーシファイド・コア・米国優先証券指数に連動するETF。優先証券に対して投資を行います。
優先証券は株式と比較すると株価の値動きは少ないですが、債権のように金利変動の影響を受けます。
金利上昇によりだいぶ値下がりし、利回りが高くなっていたため購入してみました。今後のアメリカの利上げがどうなるのか注視しなければなりません。
経費率は0.23%で、分配は毎月です。
JEPI JPモルガン・米国株式・プレミアム・インカム ETF
JPモルガンが運用するETFで、資金の8割程度をS&P500銘柄の株式に投資し、2割程度を仕組み債に投資します。
仕組み債部分はコールオプションを扱います。株式部分でキャピタルゲインを、仕組み債部分でインカムゲインを享受しようとしているのでしょう。
配当利回りが高いため、ポートフォリオ全体の分配金をある程度確保するために、保有額が多くなってしまっています。
仕組み債を組み込むなどリスクが高いETFのため、様子を見ながらポートフォリオ全体における比率を下げようか検討中です。
経費率は0.35%で、分配は毎月です。
JEPQ JPモルガン・ナスダック米国株式・プレミアム・インカムETF
JEPIの株式部分がS&P500銘柄ではなく、ナスダックとなったバージョンのETFです。
JEPIと同じくリスクが高いため、ポートフォリオにおける心地の良い保有比率を探りながら投資していければと考えています。
JEPI同様、経費率は0.35%で、分配は毎月です。
今後の高配当ETF投資について
国内ETF、海外ETFどちらも気になるETFは購入し、値動きや分配金の推移を確認しながら少しずつ受け取れる分配金を増やしていければと考えています。
定期的に保有銘柄などを更新した記事を公開し、分配金がいくらもらえたといった情報を共有していきたいですね。
皆さんも興味、関心があればインデックス投資や高配当株投資を小額から始めてみてはいかがでしょうか。